夢馬券第3ステージ始動~まずは、オークスTRフローラS・GⅡ爆裂!

◇フローラS GⅡ

フローラS・Ⅱを振り返ってみよう。

 

3着までに与えられるオークス優先出走権のレースは、3連単が39万馬券という波乱の決着となった。周囲には「このレースは荒れる! 点数を増やしてでもやった方が良い」と吹聴していたが、その通りになった。

 

混沌としたレースを制したのは、12番人気モズカッチャン。上がり最速33.9の鋭い伸び脚で、最後の最後に交わした。内枠を生かした好位追走作戦も奏功した。直線で進路が塞がれる不利を受けたが、巧みに抜け出す勝負根性も見せた。和田騎手の導きに馬が応えた一戦となった。

 

2着は、これまた人気薄10番人気のヤマカツグレース。積極的なレース運びを選んだが、最後まで垂れなかった。分析では<入着馬>としたが、<圏内馬>まで評価を上げていれば文句なしだった。現在、騎手項目で横山典騎手の評価を下げているが、今後修正する必要があるかも知れない。かつてのシルバー&ブロンズコレクターの面目躍如ということになるが、本番はそのあたりも含めて再構築しよう。その気になったら怖い騎手の一人だ。

 

ワンツーは、共にハービンジャー産駒であったが、当種牡馬は英・アスコットで行われたキングジョージ6&クイーンエリザベスSGⅠを11馬身という大差で勝ったことが、日本での繋養に繋がった。代表的な産駒をざっと網羅してみる。

 

ベルーフ   ペルシアンナイト トーセンバジル   マイネルサージュ テルメディカラカラ 

プロフェット モズカッチャン  ワーキングプライド ジャズファンク    ヒーズインラブ 


こうしてみると、GⅠにはあと一歩及ばない産駒が多いような気がする。現状ではアタマから手放しで狙えるほどではないと考えるが、それもSS産駒軍団の壁が変わらず高いからだ。しかし、この壁を越える事が出来る産駒が皆無とも思えない。むしろ、その時はじわじわ近づいている気がする。おそらく、この中からそれを達成する産駒が生まれるのではないか。いつ、どのレースでその偉業が達成されるのか、別な観点からも注視して行きたい。

 

3着は、フローレスマジック。戸崎騎手があとワンテンポ早く追い出しがかけていれば、逆転まであった。総合的に考えると、3頭の中では本番が最も有力な馬と言える。

 

分析は、12番人気のモズカッチャンを1着馬としただけでなく、リストアップした馬が馬券圏内を占めた。ザクイーンもセットで高い評価となったが、要するに酷似した『好走条件』で挑んだからに他ならない。過去10年データ予想に立脚する限り、おそらく好走条件の本質的な意味すらつかめないだろう。ザクイーンは最後に伸びを欠き11着に敗れたが、内容は非常に良かった。

1番人気ホウオウパフュームの消しも図星。この馬から入るような予想家は、凡庸過ぎて失格と断ずるしかない。昨年は3歳戦のデータを特に重視し適用を図ってきたが、じわじわ効果が出てきている。まだまだ道半ばであるが、今回はひっそりと祝杯を挙げ、ニンマリと自己満足に浸る。

 

次回は、春の天皇賞・GⅠになる。人気を二分するキタサンブラックとサトノダイヤモンドの一騎打ちとなるのか。はたまた、伏兵の出番があるのか。今回同様、鋭い分析で看破し的中に迫りたい。■


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◆フローラS GⅡ

分 析

○1着馬 

①モズカッチャン

②ザクイーン

○圏内馬

⑭フローレスマジック

⑨アドマイヤローザ

④レッドミラベル

○入着馬

レッドコルディス

⑦ヤマカツグレース

まとめ

桜花賞GⅠも皐月賞GⅠも有力馬をリストアップし過ぎた。紛らわしいランク評価も外す。よって、18頭立てでも7頭のリストアップに抑えた。当然だが、原点回帰ということである。

 

人気しそうなホウオウパフュームは、分析では10番手の評価。これほどの人気になる理由が全く分からない。己の鈍感さを悔やむことになるのか、慧眼を誇れるのか。結果が楽しみ。

 

さて、個々に見てみる。

 

まず、和田騎手騎乗のモズカッチャンだが、抜けて数値が良かった。何となく何となく健闘しそうな雰囲気。ハービンジャー産駒というのが微妙に不安だが、そろそろ鞍上の雄叫び「シャー!」を聞きたくなってきた。

 

同枠のザクイーン2番手評価。特に、前走の成績が高く評価されたからだが、軽視できない分析内容。池添騎手のお立ち台をもう一度見たい。

 

1着馬評価の2頭は奇しくも最内枠となったが、この距離は好都合。流れに乗って好位で進めることが出来たらチャンスは広がる。

 

圏内馬の3頭もアタマのチャンスがある。重賞でも好走しているフローレスマジックが不気味。鞍上からすれば、組みしやすいレベルの騎手達が集まったというのが本音か。ディープ産駒の底力は言わずもがな。

 

入着馬2頭の比較なら、アタマまで期待できるレッドコルディスの方が面白い。

 

以上、精鋭7頭が夢馬券を運んで来る。

 

◇皐月賞 GⅠ

皐月賞・GⅠを振り返ってみよう。

 

勝ち馬の時計が、1.57.8のレースレコードという決着。中山コースは芝が剥離し、地肌が露出している箇所もあり、砂埃が舞うひどいコンディションだったにも関わらず、素晴らしいタイムが出た。それは良しとしても、こんなひどい馬場で、故障した馬が出なかったのは本当に良かったと思う。

 

高速決着を制したのは、単勝9番人気アルアイン。ディープ産駒の底力を見た。決め手は最後の坂を苦にしなかったこと。500キロ超の馬体を躍動させ、ここで抜け出した。目立った欠点はないし、ダービーの有力候補になった。

 

2着は、名手デムーロ騎手騎乗の単勝4番人気ペルシアンナイト4角では、アルアインと差のない位置取りで、上がりはアルアインよりコンマ1秒速かった。坂を克服出来なかった訳ではないが、最後に伸びを欠いた。ゴール前に交わされる時、鞍上はアルアインを2度確認している。名手にとって、想定外の馬が来たということなのだろう。皐月賞5勝目とはならなかったが、相変わらずデムーロ騎手は好調。人馬共に次走も要注意だ。

 

3着は、単勝12番人気ダンビュライト。早目に好位置を取り、単勝1番人気ファンディーナをマークしながら進めたが、この戦略が間違ったかも知れない。当馬は、強くはないが弱くはない。ダービーの優先出走権を得たが、あと1ヶ月でどこまで変われるか。

 

ファンディーナは健闘したが、7着に終わった。気になったのは、「大飛び」であること。中山には不向きだし、結果論だが皐月賞の条件が悪過ぎた。

 

カデナとレイデオロは展開に尽きる。1角で後方23番手の位置取りでは精々入着までだろう。

 

馬券は残念ながら外した。アルアインとペルシアンナイトを組み込めたが、3着のダンビュライトがスッポリ抜けた。V指数は条件を満たしたが、M指数がそれを満たさなかった。人気薄の馬をピックアップするという観点から見れば、細かいところに拘り過ぎて失敗したと言える。ざっくりと攻めていれば獲れていた馬券だけに悔やまれる。

 

さて、アルアインに騎乗した松山弘平騎手は、GⅠ38回目の挑戦で頂点に立った。平成生まれは初となるようだが、近年、リーディング上位(15日現在11位)に名を連ねていたから秒読みだったのは間違いない。

 

祖父の影響で小学時代から馬に乗っているようだが、このアドバンテージは大きい。昨今、GⅠを勝つ騎手達と言えば、武豊世代から30代後半のグループに絞られるが、多くは恵まれた環境に育っている。皐月賞で勝てたのは、持っているものがある証拠。まだまだ若い27歳。この勝利が、松山時代を開くきっかけになるかも知れない。

 

今度は、オークストライアルのフローラSだ。18頭のフルゲートは喜ばしい限り。3歳馬データは時間をかけ熟成させてきた。プラスアルファのスパイスを加えて、的中と行きたい。


◆皐月賞 GⅠ

分 析

1着馬 

A  ⑤レイデオロ

A  ④カデナ

B  ②スワーヴリチャード

B  ⑧ファンディーナ

B  ⑦ペルシアンナイト

圏内馬

A  ⑪アルアイン

入着馬

B  ⑰ウインブライト

B  ⑥アウトライアーズ

まとめ

従来の表記であるランクも併記した。全体的に数値が高くかつ拮抗している。

 

特にアタマ率が高かったのは、レイデオロ。勝ち負けの内容で連馬券の軸になる。気になるのは追い込み脚質という点。道悪は熟せそうだが、後方一気作戦では届かないということも大いにあり得る。ただ、馬券から消せない一頭であるのは間違いない。

 

④カデナも素晴らしい数値で、十分アタマが期待できる。しかし、下振れ幅の大きい点が気になる。それがどんな状況下で発生するのか不明だが、「何らかの不利を受けなければ」というのが好走の前提条件となる。

 

⑪アルアインも一発が期待できる内容。しかし、安定度がイマイチ。

 

②スワーヴリチャードは、ランクBとはいえアタマから狙える中の一頭。当馬も安定度はイマイチ。

 

⑧ファンディーナ⑦ペルシアンナイトも楽しみな一頭。数値的には互角。特に、前者は牝馬がどうのこうのより、数値的に苦しい戦いを強いられるとみた。

 

⑰ウインブライトのアタマは厳しいが、圏内まで届く可能性あり。

 

他に、⑬サトノアレスは数値が低くリストアップならず。伏兵が台頭する可能性がなくもないが、突っ込みどころ満載で面白いレースになりそうだ。


◇桜花賞 GⅠ

桜花賞・GⅠを振り返ってみよう。

 

『競馬に絶対はない』とよく言われるが、非情な歴史は繰り返された。ルメール騎手騎の乗単勝1番人気ソウルスターリング3着に敗れ、波乱の決着となった。オッズは単勝1.4倍。昨年のメジャーエンブレムは1.5倍だったから、さらに鞍上はファンの期待を裏切ったことになる。

 

当ブログは、3連単馬券のアタマにソウルスターリングを据えなかった。配当もあったが、この馬場では十分紛れると判断したからである。2-3着はしっかり押さえたが、肝心の1着馬レーヌミノルが抜けた。

 

本当に荒れるのは、ガチ重やドロドロ不良の馬場ではなく、重に近い稍重の馬場である。少なくとも、アタマ単騎の3連単馬券はなかったのだ。

 

まずは、勝ったレーヌミノルを称えるべきだろう。池添騎手がGⅠで勝ち星を増やせないのは、年がら年中「バカの一つ覚え」で、ケツから追い込む競馬をやっているからだ。このレースは、逃げ馬をペースメーカーに好位で運んだ。その判断が見事に嵌った。

 

直線で抜け出す時、右側には迫って来る馬がいないのを知っていたし、左側から迫り来る蹄音がソウルスターリングということも知っていた。そして、騎乗停止にならないようにソウルスターリングの進路を封じ込めた。これが、隠れたファインプレーである。

 

この馬をリストアップ出来なかったのか?

 

で・き・た!

 

大脳にアルコールが忍び寄る深夜の分析作業は敬遠すべきだった。100万円以上の配当を取り逃がしたのだから言葉がない。ざまあ!

 

2着のリスグラシューは惜しかった。勝ち馬とはコンマ1秒差だが、坂での加速が上手くできなかった。その鞍上の僅かな想定外の誤差が着差の2着になった。これがなければ勝っていた。

 

当馬がオークス向きなのは明らか。要注意の一頭になったのは間違いない。

 

カワキタエンカも惜しかった。予想通り逃げたが和田騎手は、もう少しペースを落とした方が良かった。

 12.7 - 10.9 - 11.1 - 11.8 - 11.8 - 11.5 - 11.9 - 12.8


上記の青色のハロン区間を平均でコンマ
2秒遅くすれば、まだチャンスがあった。アタマはどうかだが、圏内は十分あり得た。

 

アドマイヤミヤビは、馬場に尽きる。4角に入る前から追い出しをかけるようでは、勝負にならない。

 

期待したゴールドケープは全く見せ場なく終わった。鞍上の力量の問題だろう。神風は吹かなかったが、「元気」溢れる騎乗が見たかった。

 

これでオークスは面白くなった。桜花賞馬といっても、勝ったレーヌミノルが最有力と推すファンは、多くないだろう。桜花賞路線組以外にも注意を払わなければならない。

 

次回は皐月賞・GⅠになる。牝馬のファンディーナが参戦を決め話題をさらっているようだが、まずアタマはないとみる。しっかりと分析をかけて的中に辿り着きたい。■


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Profile

ウマカケル

Author:ウマカケル


 競馬歴24年。
基本予想スタイルは、膨大なJRAデータに基づいた「データ馬券」で、3連単フォーメーションを基本とする。馬柱をとことん追い詰めた分析に特徴がある。

それはジュニキロア分析と称する。

馬柱欄の主な構成要素である「順位(ジュ)」「人気(ニ)」「斤量(キ)」「ローテーション(ロ)」「他(ア・ルファ)」の頭文字から取ったオリジナルな造語である。

加えて、レース格や騎手、種牡馬データ、時計関連、馬場状態、成績などの要素も取り入れ圏内馬をリストアップしている。

永く大海原を漂流して来たが、再構成したデータを基に馬券予想をする孤島に漂着した。この島からまた出帆し、新天地を目指すことはないだろう。ここに碇を下ろす。

 個人的にギャンブルは好きではない。ギャンブルは最終的に胴元だけが、確実に利益を得る構造になっている。だが競馬は、サイコロを振るようなギャンブルではない。運は元より努力もアイデアも全て必要とされる総力戦の推理ゲームである。

それは、恩恵もあるが裏切りもある。快楽への道も滅亡への道も須らく用意されている。その全てが己に回帰する。ある意味、裁判の判決より恐ろしい。判決は間違うこともあるが、馬券は間違わない。

 好きな馬を記す。

記録と記憶に彩られた、漆黒の王者ナリタブライアン

走りを極めた、異次元の超越者サイレンススズカ

レートは134ポンド、風の貴公子エルコンドルパサー

歴代最高牝馬、ディープの至宝ジェンティルドンナ

 最も印象に残るレースは、僅かの差が明暗を分けた、第138回天皇賞・GⅠ秋の陣。

2008年11月2日、好日府中。

名牝ウオッカ&天才・武豊
女傑ダイワスカーレット&名人・安藤勝己
偉大な2組ペアが繰り広げた史上稀にみる死闘

<人智至芸馬力無双>


最後の直線ハナを譲らずペースも落とさず、四肢を極限まで躍動させたダイワスカーレットは、近づくゴールを目指し渾身の力を振り絞る。一方、絶望的な後方から、究極の末脚で追い込んできたウオッカは、一気に差を縮め懸命に首を伸ばす。2頭はゴールへ同時になだれ込んだ。

いったい、どっちが勝った?

かつてないほどに長い時間を要した判定は、ウオッカがダイワスカーレットにたったの2センチだけ先着するという、単勝1、2番の人気順で決まる究極の結末になったのである。同時にこれは、競馬ファンの勝利にもなった。

4着まで同タイムのレコード決着という、史上例を見ない大激戦になったが、1着入線のウオッカは、首の上げ下げの関係でゴールラインを通過する瞬間だけ、ダイワスカーレットの前に出ていたという。入線前も入線後も、ウオッカはダイワスカーレットの後塵を拝していたのだ・・・

レースを制したダイワスカーレット、そして勝負に勝ったウオッカ。競馬の醍醐味が凝縮されたこのレースこそ、当代随一の名勝負として、競馬ファンは永く語り継いで行くことだろう。

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